過去の記録一覧にもどる

リチャード・エステス《ウェイヴァリー・プレイス》1980年 油彩
Hirshhorn Museum and Sculpture Garden,Smithsonian Institution,Washington DC,
Museum Purchase 1980
Photo credit: Lee Stalsworth

スーパーリアリズム展 驚異の絵画―描かれたアメリカの20世紀―
2004年 7月16日[金]−9月5日[日]
熊本県立美術館・本館
〒860-0008 熊本市二の丸2番 TEL096-352-2111
開館時間 9時30分〜17時
(入館は16時30分まで)
休館日 月曜日
(ただし7月19日(月・休)は海の日のため開館し、翌7月20日(火)休館)
観覧料 一般1000円(800円)/大学・高校生700円(500円)
中学・小学生500円(300円)
( )は前売・団体20名以上の料金
●前売券は交通センター、鶴屋、ダイエー、ローソンチケット[Lコード:82774]、チケットぴあ、セブン-イレブンおよびファミリーマート[Pコード:685-319]などの各プレイガイドで発売
主催 熊本県立美術館/西日本新聞社/TKUテレビ熊本
後援 アメリカ大使館/熊本県文化協会/熊本県市町村教育委員会連絡協議会
熊本県図画工作・美術教育研究会/熊本県高等学校教育研究会美術、工芸部会
熊本県博物館連絡協議会/NHK熊本放送局/熊本リビング新聞社
エフエム中九州/熊本シティエフエム
協力 ニュージャージー州立ラトガース大学ジェーン・ヴーヒーズ・ジマーリ美術館
日本航空/南九州コカ・コーラボトリング株式会社/熊本ファミリー銀行
熊本県建築士会/熊本県建築士事務所協会/アートポリスを考える会

トップへトップへ


ロバート・コッティンガム《キャンディ》
1979年 油彩
Smithsonian American Art Museum,Washington DC,
Museum Purchase through the Luisita L. and Franze H.Denghausen Endowment
Photo credit: Smithsonian American Art Museum
  写真と見まごうばかりの驚くべきリアリズムで 、現代の風物を鮮烈に描き出す絵画。「スーパーリアリズム=Super Realism」と呼ばれるこの動向は、ポップ・アート最盛期の1960年代後半のアメリカに登場しました。「リアリズム(写実)を超えた、迫真のリアリズム」を意味するこの表現法は、絵画制作に写真の映像をきわめて意識的に導入し、カメラ・アイ(=機械の眼)を世界を見る手段の中心に据えることで、新しい視覚世界の地平をひらきました。日常世界を撮した写真を素材にして、描かれる対象への思い入れや主観的な感情をいっさい排除しクールに描写する表現が特徴で、スライド写真などの映像を忠実に写しとるため「フォトリアリズム=Photorealism」とも呼ばれ、1970年代以降は世界的に流行しています。
リチャード・エステス《リー(角のショーウィンドー)》
1974年 油彩、アクリル
Bernarducci.Meisel. Gallery,New York,NY
Photo credit: Courtesy Meisel Gallery

 
デイヴィス・コーン《ステイト/小春日和》
1996年 アクリル
Collection of John and Kiendl Gordon
Photo credit: Zindman/Fremont
 スーパーリアリズムの絵画では、大都会の一角やディスプレーの看板、洒落たショーウィンドー、ファーストフード店やコーヒーショップのたたずまい、光り輝く車やオートバイなど、現代生活を彩る風物がモティーフとなっています。驚嘆すべきテクニックを駆使して活写された画面に
は、アメリカがリードした活気溢れる時代の空気がいきいきと描き出されています。いかにも今日的な感触を持つドライでクールな表現は、現代に潜む孤独と虚無を映し出しながら、今日を生きる私たちの精神を代弁するものとなっています。 このような動向が登場してきた背景には、ヴェトナム戦争以後の20世紀世界を覆った時代不安とともに、様々な情報の網に取り囲まれたマス・メディア社会が横たわっています。 スーパーリアリズムとは、写真というメディアによってもたらされた新しい映像世界を、 再び「人間の手で描かれた絵画」という伝統的な枠組みのなかに息づかせようとしたものであったといえましょう。
 本展は、20世紀の戦後世界に一大センセーションを巻き起こし、一世を風靡したこのスーパーリアリズムの誕生とその展開を、スミソニアン博物館群(ワシントンD.C.)などアメリカの美術館や所蔵家、アーティストたちの全面的な協力を得て紹介するものです。スーパーリアリズムの代表的画家27人の67点の大作群によって構成されるこの企画は、20世紀アメリカ美術が産み出し全世界へと波及したこの動向の全貌に触れるまたとない機会と存じます。

リチャード・マックリーン《サクラメント・グライダー》 1973年 油彩
National Air and Space Museum,Smithsonian Institution,Washington DC
Photo credit: National Air and Space Museum
チャールズ・ベル《フィニス・コロナット・オパス(結果よければすべて善し)》 1995年 油彩
Louis K.Meisel Gallery,New York,NY
Photo credit: Courtesy Meisel Gallery
デイヴィッド・パリッシュ《ハッピー・バースデー、ベイビー!》 1994年 油彩
Louis K.Meisel Gallery,New York,NY
Photo credit: Courtesy Meisel Gallery

デイヴィス・コーン《ヴァラエティ・フォトプレイズ》 1983年 アクリル
Courtesy of Michael Rakosi
Photo credit: Jack Abraham

トップへトップへ

◎ギャラリー・ツアー
「スーパーリアリズムを知る」
日時:会期中の日曜 14:00〜14:30/ご案内:美術館解説ボランティア
※展覧会チケットをお求めのうえ、
 展覧会場入口にお集まりください。

◎土曜こども美術館
「びっくり!そっくり!写真のような絵!」
日時:8月7日(土)11:00〜12:00/9月4日(土)11:00〜12:00

◎親子で楽しむワークショップ
「スーパーリアルな絵を描こう!」
日時:7月25日(日)13:00〜16:00
※ワークショップは事前申込が必要です。
 詳しくは美術館までお問い合わせください。

◎ジュニア・アート・クラブ熊本(JACK)
「驚異のスーパーリアリズム!」
日時:8月28日(土)10:30〜12:00

◎ミュージアム・セミナー
「スーパーリアリズム−写真と絵画のはざまで」
日時:7月31日(土)13:30〜15:00/講師:熊本県立美術館 学芸課スタッフ
※ミュージアム・セミナーは事前申込が必要です。
 詳しくは美術館までお問い合わせください。 

 

トップへトップへ


|戻る|

All right reserved (c) kumamoto prefectural museum of art
各ページに掲載の写真・音声・CG及び記事の無断転載を禁じます。
>>このホームページに関するご意見・ご感想はこちらまで