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コレクション展 2F展示室

福武コレクション 西へ東へ。藤田嗣治と国吉康雄

最終更新日[2018年12月28日]
福武財団の所蔵する国吉康雄作品のコレクションと、県美&不知火美術館のコラボ企画です。
会期
2019年1月8日(火)~2019年3月24日(日)  9時30分~17時15分
最終入場は16時45分まで
会場
本館2階第3室
休館日
月曜休館。ただし祝日の場合は開館し、翌日休館。
観覧料
一般270(190)円、大学生160(120)円
()は20名以上の団体料金。高校生以下無料。障がい者手帳をお持ちの方無料。
主催:熊本県立美術館
共催:公益財団法人福武財団
企画:国立大学法人岡山大学大学院教育学研究科《国吉康雄記念・美術教育研究と地域創生講座》
企画協力:宇城市不知火美術館
制作:一般社団法人クニヨシパートナーズ
協力:研精堂印刷株式会社、内外プロセス株式会社、ヤマトグローバルロジスティクスジャパン株式会社

 

国吉康雄《逆さのテーブルとマスク》1940年

 国吉康雄《逆さのテーブルとマスク》1940年

福武コレクション蔵

 

 1920年代に異国の地で頭角を現し、第2次大戦下の時勢に翻弄され、故郷へ戻ることなく没した日本人画家というと、みなさまは当館コレクション展でもおなじみの藤田嗣治(1886~1968)を思い浮かべるかもしれません。しかし、この経歴に当てはまるのはけして藤田ひとりではありません。

 

 16歳の時にアメリカへ渡った国吉康雄(1889~1953)もそのひとり。アカデミックな要素を持ちつつも比較的自由な環境で絵画を学び、仲間たちと新しい表現を試みる前半生は、藤田とも重なります。新天地として藤田が夢見たアメリカと、アメリカで最新の美術を目にした国吉が憧れたフランス。両国ではデュラン=リュエルやヴォラール、スタイン兄妹のような画商や蒐集家による展覧会等が盛んに開かれました。時代の流れに沿うように、1929年の世界大恐慌の前後、藤田はニューヨークへ、そして国吉はパリへと向かっています。歴史の中で交錯する彼らの足取りをたどるうえで、当館コレクションの他の作家の作品もヒントとなるでしょう。

 

 藤田の「乳白色の肌」を持つ優美な女性像と、国吉のずんぐりとした量感あふれる人体表現は、まったく画風が異なります。しかし2人とも、ポスト印象派やオールドマスター、キュビスムなどといった、当時目にすることのできたさまざまな美術を下敷きとしているのです。長い外国暮らし、また類例の少ない画風から特異な存在として語られることの多い両名ですが、20世紀の芸術家として、彼らの置かれた状況は実際どのようなものだったのでしょうか。本展では、多岐にわたる彼らの活動の一端をご紹介します。

 

 国吉康雄作品の充実度において他の追随を許さない福武コレクション。このたび公益財団法人福武財団、国立大学法人岡山大学のご厚意によって、福武コレクションと県立美術館&不知火美術館のコレクション展示が叶いました。県内でテイストの異なる国吉の展示が同時に2つお楽しみいただける、大変お得な企画展です。どちらもご来館くださった方には、ちょっぴり嬉しい特典もご用意しております。

 平成最後の新春、熊本にいらっしゃる方は、当時アメリカで一世を風靡した国吉の作品を一度ご覧になってみてはいかがでしょう。

 

国吉康雄《化粧》1928年 福武コレクション

国吉康雄《化粧》1928年

福武コレクション蔵

 

 

国吉康雄ドキュメンタリー上映会&講演会(入場無料)

 若き日の国吉も学んだニューヨークのアート・ステューデンツ・リーグ。そこで国吉の指導を

 受けたブルース・ドーフマン氏、そして国吉研究の第一人者トム・ウルフ氏に行った貴重な

   インタビュー映像を上映いたします。上映後、本展を企画された才士真司氏に講演いただきます。

 講師:才士真司氏(岡山大学准教授、インタビュー取材&監督、本展共同企画者)

 日時:平成31年2月24日(日)13:00~13:50(上映会)、13:50~14:30(講演会)

 会場:文化交流室

 

鼎談「文化芸術資源による地域交流の可能性」(入場無料)

 熊本の近代美術と国吉作品のコラボ企画成立の経緯、地域の文化芸術資源活用のこれからに

 ついて議論いたします。

 講師:林田龍太(熊本県立美術館参事)、浦田恭代(宇城市不知火美術館学芸員)、

    才士真司(岡山大学准教授、本展共同企画者)

 日時:平成31年2月24日(日)14:40~15:30

 会場:文化交流室

鼎談「藤田と国吉 その絵画技法からみるふたりの生きた時代」(入場無料)

 藤田と国吉、両名の制作技法にはある共通点が見られます。直島・地中美術館のモネ作品

 の修復も手掛けられた、絵画保存修復家の岩井希久子氏をお招きし、技法の秘密に迫ります。

 講師:岩井希久子(絵画保存修復家)、岡田真梨子(熊本県立美術館学芸員)、才士真司

    (岡山大学准教授、本展共同企画者)

 日時:平成31年3月10日(日)13:00~14:30

 会場:文化交流室

 

ギャラリーツアー

 才士氏と担当学芸員が会場内で作品解説をいたします。通常当館で実施のギャラリートーク

 とは別のイベントです。

 日時:平成31年1月8日(火)、平成31年2月23日(土) 各回13:00~

 会場:本館2階第3室

 

 ※各イベントとも予約不要です。参加ご希望の方は当日定刻までに会場にお越しください。

 

 ※2月17日(日)12:00からの「おしゃべり鑑賞タイム」は本展も対象です。どうぞご家族や

  ご友人とお話しながらご自由にご鑑賞ください。

 

 ※2階で開催される他展示と合わせての解説をお楽しみいただける、当館恒例イベントの

  学芸員ギャラリートークはこちらのページをご確認ください。

 

 1月5日(土)より宇城市不知火美術館で開催の「国吉康雄と野田英夫」についてはこちら

 「国吉康雄プロジェクト特設サイト」はこちら

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