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コレクション展 2F展示室

第Ⅰ期<特集>画家たちの系譜─フランスから日本へ─

最終更新日[2014年4月30日]
当館のコレクションを中心に、熊本の美と歴史を紹介。

会期
2014年4月5日(土)~2014年6月29日(日)
作品保護のため、会期中に展示替えを行います。
会場
熊本県立美術館 美術館コレクション展示室
(本館二階展示室第2-3室)
休館日
毎週月曜日(月曜日が祝日の場合は翌日休館)
ただし、4月28日(月)は障がいのある方々の鑑賞デーとして開館、4月29日(火)~5月11日(日)は連続開館。
観覧料
一般420円(300円)、大学生250円(190円)
■( )内は20名以上の団体料金
■この料金で「細川コレクション展」「美術館コレクション展」の両方をご覧になれます。
■高校生以下 無料/障がい者手帳をお持ちの方 無料
※展示室ごとの個別の料金もございます。受付にておたずね下さい。
アンドレ・ロート《麦藁帽子を被ったマルグリット》André LHOTE “Marguerite au Chapeau de Paille”1920-1929年 油彩・カンヴァス 81×65㎝ ©ADAGP,Paris & JASPAR,Tokyo,2014 E0873

特集「画家たちの系譜─フランスから日本へ─」

19世紀以降、絵画をめぐるフランスと日本の繋がりは深まり、わが国の洋画界はフランスの美意識を受容するなかで展開されました。1920年代になると日本人画家が大挙してパリへ赴き、野獣派やキュビスム(立体派)などの前衛を学んでいます。藤田嗣治(レオナール・フジタ)やパスキンなどエコール・ド・パリの画家たちも、キュビスムを通過したのちに独自の画風を拓きました。 キュビスムの伝播に大きな役割を果たしたのが、アンドレ・ロート(1885-1962)が1922年にパリに開いた画塾でした。洗練された様式を身上としたロートのもとでは日本人も数多く学び、川口軌外らがキュビスムの様式を吸収しています。日本に帰国後、軌外は野獣派のヴラマンクに学んだ中山巍らとともに「独立美術協会」を結成、熊本出身の坂本善三は軌外を通じてキュビスムを会得しました。  フランスと日本をめぐる画家たちの系譜は、作品が織りなす豊かな響きあいと魂の交流とを浮き彫りにしながら、東西の美の旅路へと私たちをいざなってくれます。

 

 

アンドレ・ロート《麦藁帽子を被ったマルグリット》 André LHOTE “Marguerite au Chapeau de Paille” 1920-1929年 油彩・カンヴァス 81×65㎝ ©ADAGP,Paris & JASPAR,Tokyo,2014 E0873 ジュール・パスキン《果物籠を持つジュヌヴィエーヴ》 Jules PASCIN “Geneviève au panier de fruits” 1929年 油彩・カンヴァス 92.0×74.0㎝ 坂本善三《静物》 1955年 油彩・カンヴァス 60.0×50.0㎝

アンドレ・ロート

《麦藁帽子を被ったマルグリット》  1920-1929年 油彩・カンヴァス 81×65㎝ 

©ADAGP,Paris &

JASPAR,Tokyo,2014 E0873

ジュール・パスキン

《果物籠を持つジュヌヴィエーヴ》 1929年 油彩・カンヴァス

92.0×74.0㎝

坂本善三《静物》

 1955年 油彩・カンヴァス

60.0×50.0㎝

 

美術館コレクション常設

本熊本県立美術館の所蔵品の中から、毎回選りすぐりの作品を展示する「美術館コレクション」。第1期の常設では、肥後鍔や刀剣、幕末の御用絵師の絵画、高野松山、増村益城の漆器、平田郷陽の人形、近代絵画の名品・高橋廣湖《貴賎苦楽》などを展示。さらには、近年新たに収集、あるいは発見された加藤清正文書を一挙に公開し、熊本の美術と歴史を幅広く紹介します。また、ルノワールやローランサンなどフランス近代絵画を展示し、特集とあわせてご覧頂く構成となっています。

ルノワール《胸に花を飾る少女》 高橋廣湖《貴賎苦楽》 加藤清正自筆書状

ピエール=オーギュスト・ルノワール

《胸に花を飾る少女》

1900年頃

高橋廣湖 《貴賎苦楽》

明治35年(1902) 

絹本着色・屏風装

※展示期間:4/5(土)~5/18(日)

《加藤清正自筆書状》

江戸時代初期

※展示期間:5/20(火)~6/20(日)

浜田知明版画室

浜田知明《初年兵哀歌(檻)》

浜田知明《初年兵哀歌(檻)》

昭和53年(1978)

浜田知明版画室では、熊本市在住の版画家・彫刻家である浜田知明の作品を常設展示しています。今期は、《初年兵哀歌(檻)》など1977年から1981年制作の10点の銅版画を展示します。この頃、ウィーンの国立アルベルティーナ美術館という世界再興の版画・素描コレクションを有する美術館で個展開催(1979年)、続いて神奈川県立近代美術館でも開かれるなど嬉しい出来事が続きました。しかし浜田は《だめな奴》に見られるように自分自身に厳しい姿勢を貫いています。彫刻は1985年《ボス》と1992年《誰も知らない》の2点です。
 

関連イベント

ミュージアムセミナー

「清正文書の最新成果

没後400年、生誕450年記念を迎えたことをきっかけに、ここのところ加藤清正研究は大きな前進をみせています。このセミナーでは、とくに清正文書に関する近年の研究動向を紹介。最新の成果を踏まえ、実像に迫ります。 

【日時】6月21日(土) 14:00~15:00
【場所】本館講堂
【聴講料】無料
【申込】不要

【講師】山田 貴司(当館主任学芸員)

 

学芸員によるギャラリートーク

会期中の毎月第二・第四日曜日の14時から、当館学芸員が展示作品の中から毎回テーマを決めて30分程度解説いたします。開始時間前に二階会場入口までお越しください。なお、ギャラリートークのご参加には観覧料が必要となりますので、ご注意下さい。

【実施日・テーマ】

4月13日 修復でよみがえった《竹林七賢図屏風》と肥後の幕末絵画(学芸課学芸員:金子岳史)

4月27日 能面・能道具と藩主の書状(学芸課学芸員:才藤あずさ、同:宮川聖子)

5月11日 熊本の近代日本画(学芸課主任学芸員:林田龍太)

5月25日 画家たちの系譜―フランスから日本へ―(学芸課長:村上哲)

6月8日  加藤清正の文書(学芸課主任学芸員:山田貴司)

6月22日 肥後鐔と刀剣(学芸課主幹:有木芳隆)

 

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