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展覧会

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特別展 1F展示室

パスキン展

最終更新日[2014年8月21日]
愛と放浪の果て―エコール・ド・パリの寵児
会期
2014年10月30日(木)~2015年1月12日(月)
会場
熊本県立美術館 1F展示室
休館日
11月4日(火)、11月10日(月)、11月25日(火)、12月1日(月)、12月8日(月)、12月15日(月)、12月22日(月)、1月5日(月)
※年末年始休館 12月25日(木)~1月1日(木)
 お正月は1月2日(金)から開館
※11月17日(月)は「障がいのある方々の鑑賞デー」
観覧料
一般1,300円(1,000円)
高校生・大学生800円(500円)
※()内は前売・団体20名以上の料金
中学生無料 障がい者手帳をお持ちの方無料
高校生が授業・教育の一環として教師引率のもと鑑賞する場合は無料(前日までに要予約)

◎本館2F展示室・細川コレクション常設展示室との共通観覧券/一般1,500円(1,300円)
※()内は団体20名以上の料金



ジュール・パスキン《テーブルのリュシーの肖像》

基本情報

【主催】

           熊本県立美術館 TKUテレビ熊本

 

【後援】

    在日フランス大使館 アンスティチュ・フランセ日本 ブルガリア大使館

    熊本県文化協会 熊本県美術家連盟 熊本日仏協会 熊本県市町村教育委員会連絡協議会

    熊本県図画工作・美術教育研究会 熊本県高等学校教育研究会美術・工芸部会

    熊本県高等学校文化連盟 熊本県博物館連絡協議会

    NHK熊本放送局 エフエム熊本 FM791 熊本ルネッサンス県民運動本部


展覧会概要     

 本展覧会は、1920年代のパリで花咲いた国際的な芸術動向「エコール・ド・パリ」を代表する画家、ジュール・パスキン(Jules Pascin/1885-1930)の生誕130周年を記念し、その絵画世界の全貌に迫る展覧会です。


ジュール・パスキン(1885-1930)

ジュール・パスキン(Jules Pascin/1885-1930)


 1920年代、パリ――爛熟と退廃の香りが漂うこの地では、様々な国から集まった外国人芸術家たちがゆるやかな一団を形成していました。彼らは「エコール・ド・パリ(パリ派)」と呼ばれ、それぞれが自らのアイデンティティーと最新の芸術運動や伝統的なフランス美術を融合させた独自の表現を確立し、当時の美術界を席巻していきます。こうしたなかで、パスキンの生涯と画業は、エコール・ド・パリの動向、ひいては大戦間期に栄華を誇ったパリの黄金時代とその終焉を象徴するものでした。


ジュール・パスキン《女学生》 ジュール・パスキン《エルミーヌ・ダヴィッドの肖像》
《女学生》1908年
北海道立近代美術館蔵
《エルミーヌ・ダヴィッドの肖像》1908年
グルノーブル美術館蔵

©Musée Grenoble

  ジュール・パスキン《酔ったナポレオン》

《酔ったナポレオン》1909年

個人蔵(パリ)

 

 

  1885年に東欧ブルガリアに生まれたパスキンは、ウィーンで美術教育を受け、芸術家としての基礎的な素養を身に着けました。1903年にはミュンヘンに移り、ドイツの風刺雑誌への作品提供を通じて、風刺素描家として徐々に頭角を現し始めます。人間のありのままの姿を鋭い描線で捉えたパスキンの素描は卓越した描写力だけでなく、人間存在に対する彼の徹底的な眼差しを示すものでした。20歳でパリに出てからは、当時の芸術の一大拠点であったモンマルトルやモンパルナスに身を寄せ、フォーヴィスムの洗練を受けながら自らの表現を模索する日々を送ります。第一次世界大戦の際には渡米し、ニューヨークの前衛芸術家から熱烈な歓待を受けています。また、キューバをはじめとする南部の地域を放浪する旅にも出かけ、その表現を追求し続けました。

  

ジュール・パスキン《テーブルのリュシーの肖像》

《テーブルのリュシーの肖像》1928年

個人蔵(オスロ)

 

 

ジュール・パスキン《少女―幼い踊り子》 ジュール・パスキン《椅子にもたれる少女》
《少女―幼い踊り子》1924年
パリ市立近代美術館蔵

©Eric Emo /Musée d’Art Moderne/Roger-Viollet 

《椅子にもたれる少女》1924年
個人蔵(パリ)



ジュール・パスキン《二人の座る少女》



ジュール・パスキン《花輪を付けたジュヌヴィエーヴ》

《二人の座る少女》1925年
パリ市立近代美術館蔵

©Musée d’Art Moderne/Roger-Viollet

《花輪を付けたジュヌヴィエーヴ》1929年
アクティスギャラリー蔵(ロンドン)


 戦争が終結し、再びパリに戻ったパスキンは、彼の代名詞ともいえる震えるような描線と淡く儚い色彩の画風を確立し、その光り輝く画面は「真珠の光沢」と評されるようになります。しかし、画業の円熟期を迎えた1930年、パスキンは心身の疲弊の果てにパリのアトリエで自ら命を絶ち、45歳の生涯を閉じています。
 愛と彷徨、そして波乱に満ちたパスキンの人生は、異邦人によって構成されるエコール・ド・パリを代表するボヘミアン芸術家の典型と言えるでしょう。しかし一方で、その作品は華やかなパリ黄金時代の光と影のみならず、彼が遍歴を重ねた様々な場所とその時代の一側面を映し出すものでもあります。また、パスキンは同じくエコール・ド・パリで活躍した日本人画家、藤田嗣治とは親友の間柄であり、アメリカで活躍した国吉康雄には決定的な影響を与えるなど、日本の芸術家と深い関わりを持つことでも知られています。
 
 本展は、パスキン生誕130周年という記念すべき節目に、パリ市立近代美術館やポンピドゥー・センター(パリ国立近代美術館)などフランスの美術館をはじめとする約90点の作品群からパスキンの絵画世界の全容を紹介するものです。憂愁と官能に満ちた作品を通じて、波乱の人生を駆け抜け、人間という存在を見つめ続けた芸術家の眼差しを感じて頂ければ幸いです。

 




関連イベント

◎クリスマス・コンサート

「愛と哀愁のメロディー―ジャズ、シャンソン」

【日時】12月21日(日)15:00~16:00

【場所】本館吹き抜けホール

【出演】井上有(Vocal, Violin)with  野本秀一(Piano)



◎スライド・トーク

「愛と放浪の果てに―パスキンの生涯と絵画世界」

 ※20名以上のグループ・団体への鑑賞プログラム(約20分の解説/要予約

【実施期間】展覧会会期中(2014年10月30日[木]~2015年1月12日[月・祝]/休館日を除く)

【講師】村上 哲(当館学芸課長)、鈴木 暁子(当館学芸員)



◎ミュージアムセミナー

「パリに散った画家パスキン―哀愁のエコール・ド・パリ」

【日時】11月15日(土) 14:00~15:00
【場所】本館講堂
【聴講料】無料
【申込】不要

【講師】村上 哲(当館学芸課長)



◎子ども美術館

「Love パスキン」

【時間】11月30日(日) 10:30~12:00
【場所】本館講堂
【参加費】無料
【申込】不要

 

 

 

 

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