
昭和51年3月4日にオープンした熊本県立美術館では、開館以来、洋の東西を超えた多彩な展覧会と、学校現場との垣根を超えた教育普及活動を通じ、優れた美術品や郷土の歴史・文化を鑑賞する機会を生み出してまいりました。そして平成28年3月、当館は開館40年目を迎えます。
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1975年頃、建設中の熊本県立美術館。 |
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1976年3月4日に挙行された開館式の一コマ。
テープカットの直前。 |
開館を記念して開催された「永青文庫名品展」会場。
多くの人々がつめかけた。 |
コンセプトは、「超える」
節目の年にあたり当館では、期待をこえた感動と楽しさ、感性と知識が豊かになる鑑賞・学習の機会をこれまで以上に提供することを目指し、今後の活動コンセプトを「超える」という言葉に集約しました。今年度から平成29年にかけて、当館はこのコンセプトにもとづき、以下の記念事業を実施します。
■平成27年度(40周年プレ事業) ・7月11日─10月4日:親子で見る美術展 二の丸動物園 ・8月1日─9月13日:浜田知明のすべて ・9月25日─11月23日:ジョルジュ・ルオー 心揺さぶる魂の色彩 ・10月14日─11月29日:ほとけの里と相良の名宝
■平成28年度
・4月─6月:1976─2016 熊本県立美術館40年の歩みと名品(仮称) ・7月─8月:ランス美術館展 美の国フランスへの旅 ・9月─10月:雪舟流と狩野派 日本絵画の至宝にみる熊本近世絵画のルーツ
■平成29年度
・7月─8月:細川護立展(仮称)
展覧会事業のほか、ガイドブックの刊行、シンポジウムの開催なども予定しております。お楽しみに!
開館40周年ロゴマークについて
開館40周年を迎えるにあたり、当館では記念ロゴマークを制定いたしました。デザインを担当したのは、 creative work naturalのアートディレクター 平井直樹氏。「40」の数字をもとに鑑賞者と作品の関係、そして新たな未来を目指す当館のビジョンがデザインされています。現在開催中の「二の丸動物園」展、「浜田知明のすべて」展をはじめ、今後開催される記念事業のポスターやチラシ、刊行物などに掲載されます。
※ロゴマーク及び画像の無断転載はご遠慮ください。 |